名栗に暮らして、ふとした時に夜空を見上げるようになりました。
真っ暗な夜が訪れると、自然と上空の光源へと目が向かいます。月明かりは、地面に柔らかく影を落とし、また、月の見えない夜は、季節の星座を見つけることができます。
特に、最近はあっという間に日が暮れます。ぐっと冷え込み始める時間帯。上着を羽織って外へ出ると、その澄んだ空気の先に広がる星空に、ハッとさせられることもあります。
観望会開催
11月20日(月)
今日は、名栗小学校で「天体観望会」が開催されました。
名栗小4,5年生の夏休みのお楽しみ、“宿泊学習”でもお世話になっている、「名栗げんきプラザ」の栗原さんを講師に迎えてのイベントです。
よろしくお願いします!
とっぷりと日が暮れた18時。今夜は雲1つ無い快晴です。
準備していただいた2台の望遠鏡で、たくさんの星を見せていただきました。
最初にレンズが向けられた先には、綺麗な月。
「クレーターの深さは、9000mくらいあるところもあります。エベレストの高さと同じくらいですね。月を見る時は、満月の日がいいって思いがちなんですけど、クレーターを見たい時には、今日みたいな半月の方がいいんですよ。」
栗原さんの解説を聞きながら、子どもも大人も代わる代わる望遠鏡を覗きます。
「木星には月が40個以上あるんですよ。望遠鏡で見る事ができるのは、そのうちの4つ。最初に発見したのがガリレオなので、ガリレオ衛星と呼ばれています。」
普段、何気なく眺めていた星空に散りばめられている、たくさんの物語を教えてもらいました。栗原さんの話を聞くと、これまでとは違った夜空を見る事ができそうです。
見上げてごらん
観望会の終わりに、栗原さんに天体観測を通して、子どもたちに伝えたいことを聞いてみました。
「やっぱり、実際に空を見上げる、ということをして欲しいですね。昼間の授業だと、どうしても写真や動画になってしまうから、実際の空を見て『あれがナントカ座だ!』っていう体験をしてほしい。図鑑なんかでもいいんですけどね。図鑑で学んだことの答え合わせを、空を見上げてするのも楽しいんじゃないかと思うんです。子どもたちの興味関心を育てたい、そのような思いでこういった会を開いています。」
そうお話ししてくれた、栗原さん。
夜の校庭で、素敵なひとときを過ごす事ができました。
星が綺麗な夜には、子ども達とゆっくり空を見上げてみようと思います。
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